2025年11月2日
ネオンの光が、安っぽい装飾の看板を不気味に照らし出している。
週末の夜。私が今、彼のたくましい腕に引かれるまま足を踏み入れたのは、都心から少し離れた、時代から取り残されたような場末のラブホテルだった。けばけばしい電飾、かび臭さと芳香剤の匂いが混じり合った、独特の空気。私が普段プレゼンを行う、外資系ホテルの豪奢なボールルームとは、何もかもが対極にある世界。
けれど、不思議と嫌な気はしなかった。
むしろ、このチープで、欲望が剥き出しになったような空間が、私の心の奥底にある何かを静かに肯定してくれているような、奇妙な安心感さえ覚えていた。
「ごめんな、こんなとこで」
部屋に入ると、彼は少しバツが悪そうにそう言った。
建設現場で鍛えられた、分厚い胸板。日に焼けた首筋。私を見つめる、少し不安そうな、けれど力強い瞳。アプリの写真で何度も見て、そして、あの夜、私の指を「彼」に変えた、妄想の源泉。
「ううん、いいの。こういうところ、来てみたかったから」
嘘じゃないわ。本当よ。
だって、こんな場所でなければ、きっと私は「神崎美月」の仮面を脱ぎ捨てられない。高価なスーツも、MBAの学位も、積み上げてきたキャリアも、この安っぽい回転ベッドの前では何の意味も持たない。ここでは、私はただの「女」。そして彼は、ただの「男」。それ以外の全ては、意味をなさないの。
彼、健司さんは、私の言葉に少し驚いたように目を見開いた後、ふっと獰猛な笑みを浮かべた。その瞬間、私は理解した。彼もまた、私と同じ種類の獣なのだと。
彼が、ゆっくりと私に近づく。
その手が、私の肩に置かれた。ゴツゴ-とした、硬い皮膚の感触。その感触だけで、私の身体の奥深くで、熱い痺れが奔流のように駆け巡った。
「あんた、Mだろ?」:仮面を剥がされる歓喜
「あんた、さ」
彼の低い声が、私の耳を打つ。
「もしかして、M、だろ?」
確信に満ちた、問い。それは、私の心を覆っていた最後の薄皮を、容赦なく引き剥がす言葉だった。
(A. 客観の視座)
見ろ、神崎美月。お前の身体は正直だ。彼の言葉一つで、肩がビクッと震え、背筋に甘い疼きが走った。隠すことなどできはしない。お前の瞳は潤み、頬は上気し、わずかに開いた唇は彼の次の言葉を待っている。そうだ、お前はずっと、この瞬間を待っていたのだ。誰かに、その淫乱な本性を見抜かれ、暴かれる瞬間を。
(B. 主観の没入)
ああ……っ! バレてる。この人に、私の全部が見透かされている。恥ずかしい。恥ずかしくて、逃げ出したい。でも、それ以上に、歓喜で身体が震えている。もっと、もっと知って欲しい。私の汚い欲望を、何もかも。そして、このMな身体を、あなたの好きにして欲しいの……!
私は、声にならない声で、小さく頷くことしかできなかった。
それを見た彼の笑みは、さらに深くなる。
「やっぱりな。俺もさ、あんたみたいな綺麗な女が、めちゃくちゃに乱れるとこ、見てみてぇんだわ」
彼の指が、私のブラウスのボタンへと伸びる。
あの夜、私自身がなぞった儀式。けれど、他人の、それもこれほどまでに雄々しい男の手で行われるそれは、比較にならないほどの背徳感と興奮を私にもたらした。
一つ、また一つとボタンが外され、私の胸元が露わになっていく。
(A. 客観の視座)
彼の指の動きは不器用で、お前のそれを真似るような繊細さはない。だが、その無骨さが、逆にお前の興奮を煽っている。ブラジャーの上から、大きな掌が、お前の豊かな乳房を鷲掴みにした。指に力が込められ、肉がむんずと変形する。お前の口から「ひっ」と短い悲鳴が漏れたぞ。痛みと快感がせめぎ合い、お前の理性を麻痺させていく。
(B. 主観の没入)
んんっ……! 強い……っ! こんな、乱暴に掴まれたことない……! でも、気持ちいい……っ。私のこの美乳が、この人の大きな手の中で、ただの肉塊みたいに扱われてる……! もっと、潰して……! ぐちゃぐちゃになるくらい、強く、揉んで欲しい……っ! お願いします……っ!
「声、出していいんだぜ」
彼はそう囁きながら、ブラジャーのホックを乱暴に引きちぎるように外した。
解放された私の双丘が、重力に逆らうようにぷるんと揺れる。そして、その先端は、もう限界まで硬く尖っていた。
彼は、それを獣が獲物を見つけたような目で見つめ、そして、ためらいなくその硬い蕾を、指でつまんだ。
(A. 客観の視座)
あの夜、お前が自分でした愛撫とは全く違う。彼の指はザラつき、硬い。その指先で、お前の敏感な乳首を強くこね、ねじり上げている。お前の腰が、勝手に揺れ始めた。逃げるように、しかし、もっと刺激を求めるように。彼のもう片方の手は、お前のタイトスカートの裾から滑り込み、ストッキングの上から、すでに湿り気を帯びた秘裂をなぞっている。
(B. 主観の没入)
あ……っ! あっ、あぁんっ! いた、い……っ! でも、そこ、もっと……っ! んくぅっ……! スカートの中まで、指が……っ! だめ、そんなところ、ストッキングの上から……っ! じゅくじゅくに濡れてるのが、わかっちゃう……! 恥ずかしい、恥ずかしい……っ! でも、やめないで……っ!
「すげぇな、あんた。もうこんなにぐしょぐしょじゃねぇか」
彼は、私の耳元でそう嘲笑うと、私をベッドに乱暴に押し倒した。
ガーターベルトで吊られたストッキング。その間からのぞく、シルクのショーツ。昼間の私が見れば、ただのエレガントな下着。けれど、今のこの状況では、最高に淫靡な舞台装置でしかなかった。
彼は、私の両脚を大きく開かせると、その中心に顔を埋めた。
(A. 客観の視座)
お前の全てが、彼の支配下に置かれた。彼はショーツのクロッチ部分を舌で舐め上げている。布一枚を隔てた、じれったい愛撫。お前の腰が、それを追うように激しく蠢いている。そして、ついに彼はクロッチを歯で横に引き寄せ、露わになったお前の蜜の泉に、舌を突き立てた。ビクンッ! とお前の全身が痙攣したぞ。もうお前は、知的で冷静なコンサルタントではない。ただ、雄の舌に翻弄される、発情した痴女だ。
(B. 主観の没入)
ひゃっ……! あ、あ゛、あ゛ーーーーっ! そこ、舌で、そんな……っ! んびゅっ! くちゅ、くちゅって、いやらしい音……! 私の、一番弱いところを、吸って、舐めて……っ! 頭が、真っ白に……! もう、だめ、イっちゃう……! お願い、やめ……いや、やめないでぇっ! もっと、汚い私の蜜を、いっぱい飲んでくださいぃっ!
私の最初の絶頂は、あまりにも呆気なく、そして強烈だった。
彼が顔を上げた時、その口元は私の愛液でてらてらと光っていた。その光景が、私の羞恥心を極限まで煽り、そして、さらなる欲望を掻き立てる。
許されない羞恥:彼の雄を貪る女の舌
そして、私は見てしまった。
彼が、ゆっくりとズボンのベルトを外すのを。
そして、そこから解放された、彼の雄の象徴を。
(A. 客観の視座)
信じられない、という表情だな、神崎美月。肉体労働者らしい、という言葉では表現しきれないほどの、圧倒的な熱量と質量。それはもはや、武器と呼ぶべき代物だ。日に焼けた肌とのコントラストで、その先端の赤黒い亀頭が、ぬらぬらと光っている。それが今、お前の目の前で、お前を貫くために脈打っているのだ。恐怖と、それ以上の期待で、お前の喉がごくりと鳴った。
(B. 主観の没入)
嘘……。あんな、おっきなものが……私の中に、入るの……? 怖い。でも、欲しい。あんなたくましいもので、私のお腹の中をぐちゃぐちゃにかき混ぜて欲しい。めちゃくちゃに犯されて、ただの雌にされたい。お願い……。早く、早くそれを、私の中にください……っ!
「欲しいか?」
彼は、私の表情を読んで、意地悪く笑う。
その問いは、私の脳に残っていた最後の理性の糸を、ぷつりと断ち切った。
もう、待てなかった。言葉で答えるよりも先に、私の身体が、本能が、勝手に動いていた。
(A. 客観の視座)
自ら這うように、そのたくましい雄の象徴の前にひざまずいたな、神崎美月。その目は潤み、欲望に爛々と輝いている。もはやそこにエリートの面影はない。発情し、雄を求めるだけの、美しい雌の顔だ。お前はためらいなく、その硬く熱い先端に唇を寄せ、まるで熟れた果実を味わうかのように、ゆっくりとしゃぶりついた。
(B. 主観の没入)
ああ……っ! 口の中に、健司さんが入ってくる……! 熱い、しょっぱい、雄の味……! むせ返るような匂いが、私の脳を痺れさせる。もう何も考えられない。この、私の知らない世界で生きる男の全てを、この口で、舌で、味わい尽くしたい。恥ずかしいなんて感情は、もうどこかへ消えてしまったわ……!
私は夢中で彼のものを口に含み、舌を絡めた。
先端の傘の部分を舌でなぞり、裏筋を執拗に舐め上げる。私が動くたびに、健司さんの喉から、低く唸るような声が漏れるのが、私の征服欲をさらに満たしていく。
(A. 客観の視座)
見事な舌使いだ。まるでクライアントを説得するかのように、論理的かつ執拗に、彼の快感のポイントを探り当て、攻め立てている。その知的探究心が、今や完全に性的な方向へと振り切れている。彼の太い指がお前の髪を鷲掴みにし、頭を押さえつける。支配しているつもりが、いつの間にか支配されている。その倒錯した状況に、お前の身体はさらに濡れていく。
(B. 主観の没入)
んぐっ……! 髪を……っ! 苦しい、でも、嬉しい……っ! もっと乱暴にして……! 私の口を、あなたの好きに使って……! あなたのものを、全部、私の喉の奥まで突き立てて欲しい……っ! ごく、ごくって、飲み込みたいの……!
しかし、彼がそれ以上を許すことはなかった。
私が最高潮に達しようとした瞬間、彼は私の髪を掴んだまま、ぐいと顔を上げさせた。彼のものは、私の唾液でぬらぬらと光り、先ほどよりもさらに硬く、大きく膨れ上がっているように見えた。
「……はいぃ……っ。ほ、欲しいです……っ」
私の口から、媚びるような、かすれた声が漏れる。
「何がだ?ちゃんと口で言えよ。痴女なんだろ?」
(B. 主観の没入)
恥ずかしい……。こんなこと、言えない。でも、言わなければ、彼は与えてくれない。欲望が、羞恥心を凌駕していく。ああ、もう私は、プライドも何もない、ただのスケベな雌犬……!
「あ、あなたの……おっきな……おちんちんが、欲しいです……っ! 私の、おまんこに、入れて、ぐちゃぐちゃにしてくださいぃっ……! お願いしますぅっ!」
それを聞いた彼は、満足そうに頷くと、私の両脚を掴んで、さらに大きく開かせた。
そして、その熱く硬い先端が、私の濡れた入り口に押し当てられる。
(A. 客観の視座)
ゆっくりと、しかし容赦なく、彼の肉体が、お前の肉体を侵食していく。お前の狭い膣口が、悲鳴を上げるように引き伸ばされていくのが見える。あまりの大きさに、お前の表情が苦痛に歪む。だが、その瞳の奥には、確かな悦びの色が浮かんでいる。内部のヒダが彼の亀頭に絡みつき、締め付け、彼の侵入を歓迎している。
(B. 主観の没入)
んぐぅっ……! い、いたい……っ! 裂けちゃう……っ! でも、奥に、入ってくる……! 熱くて、硬いのが、私の、一番奥まで……! あ……っ! ああ゛ーーーんっ! 全部、入ったぁっ……! 私の中、健司さんのもので、いっぱい……! はち切れそう……っ!
彼は、一度最奥まで突き入れると、動きを止めた。
「どうだ?俺ので、いっぱいか?」
「は、ひぃ……っ! いっぱ、いです……! もう、むり……っ!」
「無理じゃねぇだろ。もっと欲しいんだろ?言ってみろよ、『もっと激しく犯してください』ってな」
彼の言葉は、もはや命令だった。
そして私は、喜んでその命令に従う、忠実な奴隷だった。
「も、もっと……! 激しく、犯してくださいぃっ……! 私を、あなたの好きに、してくださいぃっ! お願いしますぅっ!」
その言葉を合図に、嵐のような交合が始まった。
彼のたくましい腰が、容赦なく、私の身体を突き上げる。安っぽいベッドが、私たちの動きに合わせて、ぎぃぎぃと悲鳴を上げる。私の口からは、もはや言葉にならない喘ぎ声と、彼を求める恥ずかしいおねだりの言葉だけが、途切れることなく溢れ続けた。
「ああんっ! そこ、気持ちいいぃっ! もっと、ついてぇっ!」
「すごい、すごいぃっ! 私、健司さんのもので、おかしくなっちゃうぅっ!」
「だめ、イく、イっちゃいますぅっ! あ゛あ゛あ゛ーーーっ!!」
何度も、何度も、私は絶頂の波に呑まれた。
思考は溶け、自我は崩壊し、私はただ、彼に貫かれる快感だけを享受する肉の器と化していた。
そして、彼が私の内部で、灼熱の奔流を解き放った瞬間。
私の意識は、完全に闇に呑まれた。
自己の完全な消失。ただの「雌」として、雄を受け入れた、至上の瞬間。
どれくらい、そうしていただろう。
意識が戻った時、私は彼のたくましい腕の中に、ぐったりと抱かれていた。
部屋には、汗と、精液と、そして私たちの身体の匂いが混じり合った、生々しい空気が満ちている。
これが、私。
これが、私の本当の姿。
知的で、冷静で、完璧なコンサルタント・神崎美月。
そして、男に支配され、恥ずかしい言葉で快楽をねだる、淫乱な痴女・神崎美月。
どちらも、私。
そして、この二つの顔を持つ自分を、私は今、心の底から愛おしいと思っているのだった。
この夜の続きを、貴方も…。
「おちんちんが欲しい」と、あの時私が彼にねだった、あの羞恥。 私と同じように、知性という仮面の下に淫らな本性を隠した女が、無骨な男たちの前で、理性を崩壊させていく様子を、貴方も覗き見る覚悟があるなら…。
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