金曜日の、22時過ぎ。
重たいアタッシュケースを提げ、私は一人、オフィスタワーの低層階行きエレベーターを待っていた。
今週もやりきった。
クライアントの無理な要求も、ジュニア・コンサルタントのミスも、すべて私のロジックでねじ伏せ、プロジェクトは完遂させた。
疲労感と共に、確かな高揚感が私を支配している。
外資系コンサルタント、神崎美月。26歳。
私の市場価値は、今この瞬間も上がり続けている。
チン、と静かな到着音と共に、ドアが開く。
乗り込むと、ひやりとしたステンレスの壁に、完璧にメイクを施した「ON」の私が映る。
細いタイトスカートに、シルクのブラウス。
うん、今日も私は、完璧だわ。
ドアが閉まりかけた、その瞬間。
「待ってくれ!」という野太い声と共に、重たい音を立てて男たちが乗り込んできた。
同じフロアの、別部署のシステム部門の人間…だろうか。
3人。
私服に近いラフな格好。
一気に、密閉された空間の空気が変わる。
彼らは私に軽く会釈すると、すぐに自分たちの会話に戻った。
プロジェクトの愚痴。
週末の予定。
下品な笑い声。
(…早く、降りてちょうだい)
そう思った、次の瞬間だった。
私の鼻腔を、それが突き刺したのは。
香水じゃない。
タバコでもない。
もっと、原始的で、生々しい…『匂い』。
汗の匂い。
一日中働いた男の、皮脂の匂い。
それは、空調の効いたオフィスでは決して混じり合うことのない、獣じみた『オス』の匂いそのものだった。
むわり、と湿気を含んだ熱気が、私の肌にまとわりつく。
一人が身じろぎするたび、濃くなった匂いが波のように押し寄せる。
(いや…やめて…)
理性が、悲鳴を上げる。
私は神崎美月。こんな、不潔で、野蛮な匂い…。
なのに。
「…っ」
私の身体が、勝手に反応した。
じゅわ、と。
私の太ももの付け根…その一番奥深く、秘められた粘膜が、熱く脈打ったのがわかった。
(嘘でしょ…?)
(あ、ダメ…)
さっきまで完璧だった私の理性が、この動物的な匂いによって、いとも簡単に溶かされていく。
喉が渇く。
呼吸が、少しだけ早くなる。
もう一人の冷静な私が、私に囁きかける。
『見なさい、美月。たった今、あなたのパンティの中央が、小さく湿り始めたわ』
『この男たちの、汗臭い匂いだけで』
『なんて、はしたない身体なのかしら』
違う、違う…!
私は軽く身じろぎした。
その瞬間、最悪の事態に気づいてしまう。

ねち、と。
シルクのパンティが、私の割れ目に吸い付く、粘り気のある音がした。
もう、ただの『湿り気』じゃない。
それは、明らかに『蜜』だった。
私の身体は、この狭い箱の中で、見ず知らずの男たちの『オス』の匂いを嗅がされただけで、発情してしまったのだ。
密閉された箱の中、獣の匂いに濡れる下腹部
エレベーターが、ゆっくりと階層を降りていく。
10階、9階…。
永遠にも感じる時間。
男たちの会話が、もう頭に入ってこない。
私の全意識は、下腹部に集まっている。
(熱い、熱い…!)
じゅく、じゅく、と。
さっき生まれたばかりの蜜が、私の泉から溢れ出し、パンティのクロッチ部分を確実に濡らしていく。
その『形状』が、克明にわかる。
最初は点だった湿りが、今はもう、粘液の小さな『水たまり』を作っている。
私が少しでも脚を動かせば、その蜜が太ももにまで伝ってしまいそうだった。
男の一人が、私の方をちらりと見た気がした。
(まさか…匂いでバレてる?)
私の顔は、きっと赤い。
完璧なコンサルタントの仮面の下で、私は、ただの『メス』になっていた。
獣の匂いに当てられて、腰が震えそうになるのを、必死でアタッシュケースを握る手に力を込めて耐える。
『もっと嗅ぎたいんでしょう?』
もう一人の私が、笑う。
『このまま、この男たちの前でしゃがみこんで、スカートをまくり上げて、あなたのぐちょぐちょになったそこを、見せつけてやりたいんでしょう?』
「…ふ、ぅ…っ」
息が、漏れた。
チン。
ようやく、1階に到着した。
ドアが開く。
男たちが、「お先にどうぞ」と私を促す。
私は、どんな顔をしていただろうか。
完璧な笑顔を貼り付け、「ありがとう」とだけ言って、震える脚でエレベーターを降りた。
一歩、踏み出すたびに、太ももの内側に、濡れたパンティが擦れる感触が、ねっとりとした。
最悪だ。
最悪の、気分。
それなのに…私の中心は、まだ熱く、疼いている。
私は、まっすぐ出口には向かわなかった。
吸い寄せられるように、誰もいない、夜のオフィスビルの…女子トイレに駆け込んだ。
一番奥の個室。
鍵をかける。
アタッシュケースを床に置き、私は、荒い息のまま壁に手をついた。
(…ひどい)
鏡で自分の顔を見る勇気もない。

私は、ゆっくりとタイトスカートのジッパーを下ろし、ストッキングごとパンティを引き下げた。
そして、見てしまった。
(あ…こんなに…)
パンティのクロッチ部分は、ぐっしょりと重く濡れ、粘り気のある蜜で光っていた。
透明なそれが、糸を引いている。
あのエレベーターの、たった数分間で。
あの『匂い』だけで。
『どうするの、美月?』
『もう、止まらないんでしょう?』
私は、震える指を、自分の泉へと伸ばした。
誰かが入ってくる恐怖と、止まらない自慰の熱
指先が、熱く濡れた粘膜に触れる。
「…ひぅっ…!」
もう、熱くて、熱くて、おかしくなりそうだった。
さっきのエレベーターの光景が、フラッシュバックする。
あの、むっとする獣の匂い。
男たちの無遠慮な視線。
バレるかもしれないという、背徳感。
「…ん、く…っ」
私は、自分のクリトリスを、指の腹でゆっくりと撫でた。
もう、パンパンに硬く膨らんで、指を待っていたかのように、ビクン、と痙攣する。
『形状』が、はっきりとわかる。
ねち、ねち、と。
私が指を動かすたび、さっき溢れた蜜と、新しく湧き出てくる蜜が絡み合い、いやらしい水音が、静かなトイレに響いた。
(誰か、入ってきたら…?)
その恐怖が、さらに私を興奮させる。
「…ん、ぁ…っ、や…だ…」
指を、1本。
ゆっくりと、私の奥へと差し入れた。
中は、もう、熱い粘液で満たされ、何の抵抗もなく、指を飲み込んでいく。
「…ふ、ぅ…っ、あ…っ」
あの男たちの『匂い』を、もう一度、深く思い出す。
もし、あの時、1階でドアが開かなかったら…?
もし、緊急停止ボタンが押されていたら…?
私の脳裏で、屈辱的な妄想が、ゆっくりと再生される。
チン、と音がして、エレベーターが止まる。
男たちが、私語をやめ、私を見る。
「…あれ?」
一人が、鼻をクンクンと動かす。
「なんか…匂いしねえか?」
「ああ?…ああ、タバコか?」
「いや、違う…もっと、甘ったるい…獣みてえな…」
(やめて…!)
私が後ずさるより早く、一人の男が私に近づく。
「あんた、香水きつくないか?」
「いえ、つけてません…」
「じゃあなんだ…ん?」
男は、まるで犬のように、私の周りの匂いを嗅ぎ始める。
「何かお探しですか…?鍵とか…?」
私の声が、上擦る。
「…いや」
男は、私の言葉を無視し、私の腰のあたりに顔を近づけ、クンクンと鼻を鳴らす。
そして、ついに、私のタイトスカートの上から、下腹部…私の『そこ』に鼻先を押し当てた。
「…ひっ…!」
「おい…まさか…」
男が、ニヤリと笑う。
「こいつだ。匂いの元は、こいつの『ここ』だ」
「は?マジかよ」
男たちが私を壁に押さえつける。
「やめ…っ!」
「うるせえよ。なんだよ、エリート様」
「ストレスでも溜まってんのか?」
一人が下品に笑う。
「仕事が忙しくて、セックスできなくて『欲求不満』なんじゃねえの?」
「どっちでもいいだろ」
リーダー格の男が、私のスカートを乱暴にまくり上げる。
「問題は、こいつが今、俺たちの前で『発情』してるってことだ」
ストッキング越しに、私のパンティが露わになる。
「うわ、本当だぜ…」
「こいつのパンティ、色が変わってる。ぐっしょり濡れて、肌に張り付いてやがる」
一人の男が、そのパンティのゴムに、汚れた指を引っ掛けた。
「ちょっと、見せてみろよ。どんな『おまんこ』してんのか」
ねち…っ、と。
濡れた布が肌から引き剥がされる音と共に、パンティが横にずらされる。
(あ…!ダメ…!)
私の、すべてが、露わになる。
「うわ…なんだこれ…」
男たちが、息を呑むのがわかった。
熱く濡れそぼった私の割れ目。
恥ずかしいほどに蜜でぬらぬらと光り、その中心は真っ赤に腫れ上がっている。
蜜は、もう、粘り気を持って糸を引き、私の太ももにまで垂れかかっていた。
「おいおいおい…マジかよ…」
「すげえな、ぐっちょぐちょじゃねえか。洪水だぜ」
「仕事のストレスで、こんなに『汁』垂れ流すのかよ!」
「見てみろよ、こいつの割れ目、ヒクヒク動いてるぜ」
「本当だ!生き物みたいに、ちんぽ欲しがってる!」
(やめて、見ないで、そんな言葉で呼ばないで…!)
理性が叫ぶのに、私の身体は、その『屈辱』で、さらに熱くなっていく。
「こいつ、とんでもねえ『痴女』だぞ!」
「もう脱がせちまえよ」
ストッキングごと、パンティが足首まで一気に引き裂かれる。
私の裸の下半身が、冷たい空気に晒される。
一人の男が、自分の硬く膨張した『それ』を取り出す。
「おい、エリートさんよぉ」
「いつもは難しい顔して会議室にいるくせに、本当は、こんな汚ねえ『おまんこ』ぶら下げて、ちんぽ欲しかったんだろ?」
その熱い先端が、私のクリトリスを、ぐり、と意地悪く押し潰す。
「…ひぅうっ…!」
身体がビクンと跳ねる。
「いい声。こいつのクリ、もうパンパンだぜ」
男は、私の蜜でぬらぬらになった割れ目に、自分の先端をわざと擦り付ける。
「見てみろよ、もう俺のちんぽの先も、こいつの蜜でぐちょぐちょだ」
「穴も、俺の『形』を覚えて、ヒクヒクしてるぜ」
「じゃあ、いくぜ。この『痴女』がどれだけ凄いか、試してやるよ」
その先端が、私の蜜で滑る入り口に押し当てられる。
そして、ゆっくりと。
ゆっくりと、私の狭い奥がこじ開けられていく。
「…ん、ぅ…っ、ぁ…っ」
先端が、きつい膣壁を押し広げる感触。
まだ、全部は入ってきていない。
それなのに、もう、身体が震える。
「…うわ、なんだこれ…」
男が、動きを止めて呟く。
「…こいつの『中』…ヒダが、俺のものに食いついてくる…」
「締め付けが、やべえ…」
「まるで、もっと奥に来いって、中へ中へと導いてるみたいだ…」
「ああ、わかるぜ…」
別の男が、私の髪を掴み、顔を上げさせる。
「こいつ、本当にエロい『名器』だぜ…」
(名器…私が…?)
その言葉が、私の最後の理性を焼き切った。
あんなに抵抗していたのに、身体の力が、ふ、と抜ける。
うっとりとした表情になっていくのが、自分でもわかった。

ステンレスの壁に映る私は、もう、ただのメスだった。
「…ん、ぁ…っ」
私は、いつの間にか、自分から腰を振り出し、男の腰に脚を絡ませていた。
口の端からは、堪えきれない蜜(よだれ)が、とろり、と垂れている。
「おいおい、急に素直になりやがって」
「もっとだろ?もっと欲しいんだろ?この『淫乱まんこ』が」
「…ぁ、…っ、あ…っ」
私の口から、信じられない言葉が漏れる。
「…この、おちんちん…っ、たまらない…っ」
「は、なんだって?」
「…もっと、ください…っ、もっと奥まで…ついて…っ!」
「ハハッ!聞いたかよ!エリート様が『おちんchん』だってよ!」
「最高じゃねえか!」
「…あ、ぁっ、ダメ…っ、そんなに、激しく…っ」
「神崎の、おまんこ…っ、壊れ、そう…っ、壊れちゃうからぁ…っ!」
「私の、奥の奥を、その硬いおちんちんで、ぐちゃぐちゃにしてぇ…っ!」
(…ダメ、もう、我慢できない…!)
妄想の快感が、現実の私の指の動きを激しくさせる。
トイレの個室で、私は自分の指を、まるで男たちの『それ』のように、激しく抜き差ししていた。
「…あ、ぁ…っ、イく…っ、イっちゃう…から…っ!」
ビクンッ、ビクンッ…!
私の身体が、大きく弓なりに反った。
「…ん、くぅぅうううーーーーーっ!!」
声にならない絶頂。
奥から、さらに熱いものが、どくどくと溢れ出すのがわかった。
痙攣する私の膣が、自分で入れた指を、きつく、きつく締め付けている。
「…はぁ、…はぁ、…っ」
壁に崩れ落ちそうになるのを、必死で耐える。
指は、私の蜜で、もうぐちょぐちょになっていた。
それを、鼻先に持っていく。
(…ひどい匂い…)
私の発情した匂いと、さっき嗅いだ男たちの『妄想』が、混じり合ったような気がした。
私は、ゆっくりと後始末をした。
濡れそぼったパンティをティッシュで拭き取り、何食わぬ顔で元に戻す。
スカートを履き、ブラウスの襟を正す。
個室から出て、鏡の前に立つ。
そこには、いつも通りの、冷静沈着な神崎美月がいた。
ただ、その瞳だけが、熱に浮かされたように、とろんでいたけれど。

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