11月5日(水)曇りのち、欲望の驟雨
また、やってしまった。
午前二時を回った会議室。インクの匂いとカフェインの焦げ付いた香りが、私の灰色の脳細胞にこびりついている。モニターに映し出される無数のセルとグラフ。クライアントが提示した無謀なKPIに対する最適解を、私はただ一人、このガラスの箱の中で追い求めていた。
「神崎さん、このVLOOKUPのエラー、原因分かりますか?」
後輩の悲鳴に近い声が、私の思考を遮る。私は眉ひとつ動かさず、彼のモニターを覗き込み、数秒でエラーの原因を特定し、修正のためのショートカットキーを淀みなく叩いてみせた。
「参照範囲の絶対指定が漏れているわ。基本中の基本よ。次からは気をつけて」
冷たく突き放すような声。完璧なロジック。揺るぎない自信。それが神崎美月(ON)の姿。ハーバードでMBAを取得し、この外資系戦略コンサルティングファームで最年少のシニアコンサルタント候補と目される、鋼鉄の鎧を纏った女。後輩が畏敬と少しの恐怖が入り混じった瞳で私を見つめるのを感じながら、私は再び自分の席へと戻る。
だが、鋼鉄の鎧の内側で、何かが蠢いていることには、私自身しか気づいていない。締め付けられるようなブラジャーの下で、硬く尖ったままの乳首が、シルクの生地を押し上げている。クライアントを論理で追い詰め、後輩の未熟さを断罪するたびに、私の身体の奥深く、子宮の入り口あたりが、きゅう、と甘く疼くのだ。支配する快感と、その反動のように湧き上がる、支配されたいというどす黒い欲望。そのギャップが、私という人間を内側から少しずつ蝕み、そして同時に、生かしている。
深夜三時。ようやく解放され、乗り込んだタクシーのシートに深く身を沈めた時、スマートフォンの画面が淡く光った。マッチングアプリの、彼からの通知。
『例の公園の、一番奥のトイレで待ってる』
短いその一文が、私の身体を駆け巡る電気信号になった。脳の疲れなど一瞬で吹き飛び、代わりに下腹部にずしりと重い熱が集まってくる。彼とはアプリで知り合った。お互いのプロフィールを探り合う中で、私が漏らしたほんの僅かなMの気配を、この男は見逃さなかった。『君みたいな完璧な女が、ぐちゃぐちゃに乱れるところが見てみたい』。その一言で、私は堕ちた。彼を、私は心の中で「変態さん」と呼んでいる。
タクシーを公園の入り口で降ろし、ひんやりとした夜気の中を一人歩く。コツ、コツ、と私のハイヒールの音だけが、静寂を切り裂いていく。昼間は子供たちの声で賑わうであろう公園が、今は深い闇に沈み、私の背徳的な欲望を隠すための舞台装置のように思えた。
一番奥の、多目的トイレ。近づくにつれて、心臓の鼓動が早鐘を打つ。ドアの前に、見慣れた男性のシルエットが浮かび上がった。彼は何も言わず、ただ私を見つめている。その視線だけで、私の身体は彼の所有物になったような錯覚に陥る。
「…遅かったじゃないか、美月さん」
「申し訳、ありません…仕事が、長引いて…」
「言い訳はいい。さっさと入れ」
命令口調が、たまらなく心地いい。言われるがままに、私は冷たい金属のドアノブに手をかけ、トイレの中へと滑り込んだ。彼がすぐ後ろから入り、カチャリ、と鍵をかける音が、世界の終わりと始まりの合図のように響いた。
狭い空間に、彼の匂いが充満する。私のシャンプーの匂いと彼の香水が混じり合い、淫靡な空気を醸し出す。彼は私の顎を掴むと、無理やり上を向かせた。
多目的トイレで仕掛けられた「羞恥の爆弾」(リモコンローター)
「これから、外を散歩してもらう」
「…え?」
「もちろん、ただじゃあない」
そう言うと、彼はポケットから小さなリモコンと、卵形の物体を取り出した。ローター。その存在を認識した瞬間、私の膝が笑い、崩れ落ちそうになるのを彼は腕一本で支えた。
A. 客観の視座(もう一人の神崎の声):
あら、神崎美月。あなたのその顔、最高に傑作だわ。恐怖と期待に彩られて、知性なんて欠片も感じられない。昼間のあなたはどこへ行ったのかしら。さあ、見届けましょう。エリートコンサルタントのあなたが、ただの雌の玩具に成り下がる、その一部始終を。
彼は私のスーツのスカートを乱暴に捲り上げると、シルクのパンティーの上から、私の秘裂を指でなぞった。
「もうこんなに濡らして。本当にスケベな体だな」
「ひゃっ…!」
彼の指が触れただけで、びくりと腰が跳ねる。恥ずかしさに顔を背けようとする私を、彼は許さない。
「こっちを向け。自分の姿をよく見るんだ」
彼は私の身体の向きを変えさせ、壁に取り付けられた小さな鏡に私たちの姿を映し出した。そこには、スカートを捲り上げられ、高級な下着を露わにしながら、怯えたような、それでいてどこか恍惚とした表情を浮かべる、私の知らない「私」がいた。
B. 主観の没入(肉体の神崎の声):
いや。やめて。そんな目で見ないで。鏡に映るあの女は、私じゃない。でも、ああ…彼の指が、濡れた布地の上で円を描くたびに、背筋に甘い痺れが走ってしまう。もっと、もっと欲しいと、身体が勝手に求めてしまう。なんて、なんて淫乱なのかしら、私は…。
彼は私のパンティーのクロッチを指で横にずらすと、躊躇なくローターを押し当ててきた。冷たいプラスチックの感触に、私は「ひっ」と短い悲鳴を上げた。
「静かにしろ。声を出したら、ここで犯すぞ」
その脅し文句が、最高の媚薬だった。私は必死に口元を手で覆い、漏れそうになる声を殺す。彼は私の反応を愉しむように、ゆっくりとローターを私の入り口へと沈めていった。
A. 客観の視座(もう一人の神崎の声):
見なさい。あの硬い異物が、あなたの柔らかい粘膜を押し広げていく様を。最初は抵抗していた肉壁が、次第にそれを受け入れ、媚びるように濡れそぼっていく。ああ、なんて従順なのかしら。あなたの誇り高いプライドも、このプラスチックの玩具の前では無力なのね。クリトリスに先端が押し付けられ、あなたの腰が小さく痙攣しているわ。もう、それだけで感じているのね、この痴女は。
完全に埋め込まれたローターが、私の体内で微かに存在を主張している。彼は私のスカートを直し、まるで何事もなかったかのように私の髪を優しく撫でた。
「いいか。これから公園を一周する。俺は少し離れて歩く。もしお前が変な素振りを見せたり、声を出したりしたら…」
彼は私の耳元で囁き、手に持ったリモコンのスイッチを、ほんの一瞬だけ押した。
「んんっ…!」
ぶるぶるっ、と強烈な振動が、私の身体の最も敏感な場所を直撃する。私は思わずその場にしゃがみ込みそうになり、壁に手をついて必死に耐えた。
「…分かったな?」
彼の悪魔のような笑み。私は涙目で、こくこくと頷くことしかできなかった。
トイレの外に出ると、先ほどよりも空気が冷たく感じられた。まるで裸で夜の中に放り出されたような心細さと、とてつもないスリルが、私の全身を支配する。彼は数メートル後ろを、まるで他人であるかのように歩いている。でも、私の運命は、彼の手の中にあるリモコン一つで決まってしまう。
私はゆっくりと、公園の遊歩道を歩き始めた。アスファルトを踏みしめるハイヒールの音と、私の心臓の音が重なる。いつ、あの振動が来るのか。その恐怖だけで、私の下腹部はじくじくと熱を持ち始め、ローターの周りからじゅわりと蜜が溢れ出すのが分かった。
街灯の下を通り過ぎた、その時だった。
突然、体内で狂った蜂が羽ばたくような、激しい振動が始まった。
街灯の下で「痴女の愛液」を垂れ流す私
「くっ…ぅ、あ…!」
私は思わず足を止め、近くの木の幹に手をついた。だめ、声が出ちゃう。息ができない。頭が真っ白になって、腰が勝手にくねってしまう。お願い、誰にも見られませんように。そう願いながらも、心のどこかでは、この恥ずかしい姿を誰かに見られたいと願っている自分もいる。ああ、私はなんて変態なのだろう。
A. 客観の視座(もう一人の神崎の声):
素晴らしいわ、神崎美月。平静を装いながら、スカートの中ではとんでもないことになっている。ほら、見てごらん。あなたの綺麗な脚を、太ももの内側を、あなた自身の愛液が伝っていくのが見えるかしら。街灯の光に照らされて、ストッキングの上からでもその濡れた筋がはっきりと分かるわ。あれはまるで、あなたが我慢できずに漏らしたおしっこのようにも見える。最高にみっともなくて、最高にエロティックよ。
B. 主観の没入(肉体の神崎の声):
ああ、だめ、だめ、だめっ!振動が、クリトリスだけじゃなくて、もっと奥の、Gスポットまで響いて、子宮がひくひくと痙攣する…!止めて、お願い、もう、イッてしまう…!こんな、ところで…!歩かなきゃ、普通に歩かなきゃいけないのに、足に力が入らない…。腰が砕けそう…!ああ、ああああッ!
振動は数秒で止まった。しかし、私の身体は完全に火照りきってしまい、もう限界寸前だった。私はよろよろと歩きながら、後ろにいる彼を睨みつける。彼は口元に笑みを浮かべ、もっとやれとでも言うように顎をしゃくった。この悪魔。この変態。でも、この人に逆らえない。
その後も、彼は断続的にリモコンのスイッチを入れた。ベンチの横を通り過ぎる時。自販機の明かりの前で。弱い振動、強い振動、そして、まるで心臓の鼓動のようにリズムを刻むパルス振動。私はそのたびに足を止め、息を殺し、快感の嵐が過ぎ去るのを待つしかなかった。身体は正直で、もうパンティーの中はぐしょぐしょに濡れそぼり、歩くたびに太ももの間で粘つく音がしそうだった。
ようやく公園を一周し、再び多目的トイレの前に戻ってきた時、私はもう立っているのがやっとだった。彼に腕を引かれ、再びあの狭い空間に閉じ込められる。鍵をかける音を聞いた瞬間、私はその場にへなへなと崩れ落ちた。
「はぁ…っ、はぁ…っ、もう、むり…」
「何が無理なんだ?」
彼は私の前にしゃがみ込むと、汗で額に張り付いた髪を指で優しく払った。その優しさが、逆に憎い。
「ちゃんと、自分の口で言ってみろ。どうしてほしいんだ?」
彼の声は、冷たく、そしてどこまでも甘い。私の最後の理性を、粉々に打ち砕こうとしている。
A. 客観の視座(もう一人の神崎の声):
さあ、言うのよ、神崎美月。あなたはもう、ただの欲望の塊じゃないの。その知性を使って、最も効果的に、最も屈辱的に、あなたの願いを言語化するのよ。プライドを捨てなさい。仮面を剥ぎなさい。そして、あなたの本性を、この男に差し出すの。それが、あなたにとっての最高の快感じゃない。
B. 主観の没入(肉体の神崎の声):
言えるわけがない。そんな恥ずかしいこと。でも、言わなければ、この地獄のような快感から解放されない。身体の奥が、彼の本物の熱を求めて、疼いて、もう張り裂けそうになっている。ローターなんかじゃない。硬くて、熱くて、生命力に満ち溢れた、本物の雄の象徴が欲しい。ああ、もうダメ。思考がまとまらない。涙と、よだれと、愛液で、ぐちゃぐちゃになってしまいそう…。
私は震える唇を、必死に動かした。
「変態さんのチンポが欲しい」…理性を超えた雌の哀願
「わ…わたし…っ、の…」
声が、うまく出ない。
「聞こえないな」
「…わ、私の…きたないおまんこを…変態さんの、おっきなチンポで…っ、めちゃくちゃに、してください…っ!もう、がまんできないの…!おねがい、します…っ!」
言った。言ってしまった。
その瞬間、私の内側で何かがぷつりと切れる音がした。羞恥心は限界を超え、倒錯的な興奮へと昇華されていく。涙で滲む視界の中で、彼が満足そうに微笑むのが見えた。
彼は私の体内からローターを抜き取ると、代わりに熱く硬くなった自身のそれを、私の目の前に突きつけた。
「舐めろ」
私はまるで犬のように、言われるがままに四つん這いになり、その先端に舌を這わせた。彼の匂い、彼の味が、私の脳を痺れさせる。
そして、彼は私の腰を掴むと、一気にその身を私の奥深くまで突き入れた。
「あぁああああああああああああああッッッ!!!」
ローターとは比べ物にならない熱と硬さ、そして脈打つ生命の躍動が、私の内壁を激しく擦り、抉っていく。隙間なく満たされる感覚。散々嬲られて敏感になりきった肉壁が、彼の動き一つ一つに歓喜の悲鳴を上げる。
A. 客観の視座(もう一人の神崎の声):
見なさい。これがあなたの求めていた結末よ。知性も理性も全て捨て去り、ただ雄に貫かれることを喜ぶ、ただの雌の姿。鏡を見てごらんなさい。あなたの目は完全に蕩けきって、焦点が合っていない。半開きの口からは、銀色の糸が垂れているわ。ああ、なんて淫らで、美しい光景なのかしら。
B. 主観の没入(肉体の神崎の声):
すごい、すごい、すごい…!彼の熱が、私の全部を溶かしていく…!硬いところが、一番奥の、一番気持ちいいところを、何度も、何度も抉ってくる…!ああ、だめ、もう、思考が、できない…!神崎美月が、消えていく…!私は、もう、私じゃない…!ただの、雌の、器…ッ!ああ、あああああああッ!イく、イッてしまううううううううッッッ!!!
彼の腰の動きが、一層激しくなる。私の身体が、まるで彼のものになったかのように、彼の律動に合わせて跳ねる。そして、彼の雄叫びと共に、熱い奔流が私の奥の奥へと注ぎ込まれた瞬間、私の視界は真っ白に弾け飛んだ。痙攣する身体の中で、私は神崎美月という自我を完全に手放し、ただ快感の海に溺れる、名もなき一つの生命へと還っていった。
…どれくらいの時間が経ったのかしら。
冷たいタイルの上で、私はただ荒い息を繰り返していた。彼の腕に抱きかかえられながら、自分の身体から立ち上る、愛液と彼の匂いが混じった生々しい香りを嗅いでいた。
明日になれば、私はまたあの鋼鉄の鎧を纏い、戦場へと赴くのだろう。
でも、今この瞬間だけは。
この変態さんの腕の中で、私はただの、淫乱でスケベな痴女のままでいたかった。
この背徳的な夜の続きを、貴方も目撃する…。
あなたの最も敏感な場所が、見知らぬ誰かの手の内の「リモコン」で支配されるとしたら…。
公衆の面前で、逃げ場のない快感に襲われ、理性を壊される極上のスリルを、貴方も体験する覚悟があるなら。
この映像は、神崎美月が味わった「絶対的な支配」の世界に、貴方を引きずり込むでしょう。

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